漫画家を目指した暗黒の社会人時代

漫画家を目指した暗黒の社会人時代

大学時代は、何度か出版社にギャグ漫画を持ち込んだのですが、うまくいかず。。。

しかし、漫画が上手くいかなかった時の保険代わりに、テキトーに就職活動をしていたのでした。

そしたら、「大和證券」という業界2位の大手証券会社に内定してしまい、「これはマズイ!」どうしようと。。。苦笑

 

証券会社はまったく合わなかった!

証券会社って営業中心の会社ですから、内定者を見ても僕みたいな文化系は少数派でした。

みんな、アメフトとか、「脳みそ筋肉」系の人ばかりでした。

あとは、すごい「お調子者」とかね。苦笑

ちなみにリクルーターも、「大学時代はキックボクシングをやっていた」という日焼けして真っ黒の軽薄そうな兄ちゃんでした。

就職活動の「リクルーター」って仕事は、どこの会社も若手のホープ(トップ営業とか)が担当するんです。

でも、「えー? こんなチャラい人がトップ営業なんだ-。。。」、って、ある意味で入社する前から愕然とした思いでしたけどね。苦笑

もちろん、ごく一部、数人くらいはいましたね、真面目系のリクルーターが。

でもやっぱり、そういう人は真面目ながらも社内でうまくやってますよね。

僕はまだ若く「ツンツン」してたので、常に「やってられるかこんなもん!」ってスタンスで、入社早々「グレて」しまっていたのです。。。

 

独身寮が強制入寮って刑務所か!

というわけで、そんな営業系の会社なので、僕の性格上、まったく合いません。

マジで早々に辞めようと思いました。

そもそも、独身寮に入寮させること自体、気に入らなかったんです。

しかも強制です。

刑務所かと。笑

人事部長に「自分でアパート借りますから、寮はけっこうです。」と言ったら、

「それは当社の規定では無理なんです。」

この人事部長は、当時はまだ無名だったロシアの「プーチン」にそっくりな顔で、クスリとも笑わない鉄仮面みたいな人だったので、そっけないです。

そこで、ダメもとで上司に言ったら。

「あのね、会社の寮ってのはね、君たちの日常の振る舞いも評価の対象にしたいってのもあるんだよ。」

っていわれたんです。

大学時代は、法学部でしたし、バリバリの「左翼」先輩たちと一緒にいましたから、「何を言ってんだこいつは。」と真剣に思いましたね。苦笑

なおさら頭にきて、絶対に辞めてやると。苦笑

 

仕事さぼって3日で当時の人気RPGをクリア!

でもね、せっかく入社した大企業ですから、もう少し辛抱しようと思ったんです。

でも、ある日、今までに無く強烈な満員電車に遭遇したんです。

同僚と電車に乗っていたんですが、もう、潰れるんじゃないかと言うくらいの満員。笑

その頃は体重も今より20キロくらい軽かったですからね、もう死ぬかと。

一緒に乗ってた同僚も、むぎゅーって押してくるんですよ。

そいつが、関西弁でよくしゃべるちょっと面倒臭いヤツでして。

「まじでテメエ押すな、壁になれこの野郎!」って思いましたね。笑

そして、こんな満員電車を何年も味わうのかと思ったら、強烈に嫌になりまして。

翌日くらいですかね、上司に

「すみません、これからマンガ描きますんで会社辞めます。」

と行って翌日、会社の寮でRPGを始めました。苦笑

「テイルズオブディスティニー」というRPGなんですが、ずっとやりたかったんです。

そして、3日でクリアしました。

会社の寮で。苦笑

 

漫画は楽しくないのかもしれないと気がつく

結局、大企業に入社したんだけど早々に退職届を出しまして。

営業部長の爺さんに物凄く怒られましたけどね。

そして暗黒の漫画家志望生活を始めたのです。

とはいえ、自分で社会人の漫画サークルを立ち上げて、けっこう楽しくやってましたね。

でも、しばらくして思ったんです。

マンガを一緒に書いてるサークルの仲間を見てると「本気度」が違うなと。

いや、「本気度」というか「好き度」なのかな。

マンガを描いてて「面白くないなあ」って感じる時が頻繁にあったんです。

義務感で書くってのは、こんなつらいのかと。

アイデアが出ないと、こんなにつらいのかと。

こういうのって気分が乗ったときにパーっと描いて、友達とかに見せて一緒に喜ぶのが楽しいんだよなって。

結局、社会人時代も、出版者に何度か足を運んだものの、結果は出せなかったのでした。。。